[コメント] AKIRA(1988/日)
サイバーもパンクもストーリーも絵もキャラも全然関係ないところにある、この作品のどこか泥臭い「強靭な儚さ」みたいなものに、わたしは惹かれた。
よく言われるところの大友氏の子どもやじさまに対する思い入れはわたしの知るところではないが、この作品の「大人でない連中」の描き方は好きだ。
わたしがジャパニメーション苦手な理由の一つに「親の不在」「本当の意味での大人の不在」があるのだが、この作品は「やたら大人ぶってるけど全然大人になりきれていない大人」や「大人になることを拒否しているくせに子どもの心はもう忘れてしまった大人」がつくっているのではなく、「親の立場に立ちつつ、でも自分がかつては子どもだったことを忘れていない大人」がつくったような、気がした。
そこに惹かれた。
それにしても。
・・・なんつークライマックスの長い話だ。(疲れた)
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