[コメント] Bモンキー(1998/英=伊=米)
予告も、チラシも、公式ホームページまでも、「ベアトリス、ブルーノ、ポール」の3人の微妙な関係の映画のような宣伝だった。違うじゃないか!
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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実際は、アランとベアトリスの恋愛関係が話しの中心なのに、ジャレッド・ハリス(アラン)は、宣伝の中でまったく無視されているのが気の毒。
だから、「3人の微妙な関係」という点では、まったく魅力ないし、っていうよりBモンキーの環境を語る上での一部分でしかない。その「元ギャング」のベアトリスが、純真無垢で地味な小学校教師アランと出会い、恋に落ちることで、ささやかな事が「幸せ」と感じるような、穏やかな愛を手に入れるが・・・ってのがストーリーなわけで、ブルーノもポールも、ただの「元仲間」。それを、「女ギャングと、不器用な男と美少年のカップル」の3人の映画、っていう宣伝の仕方に、猛烈に腹がたつ。だって、ただのロクデナシ野郎と、キレやすいガキじゃないか。
で、「ベアトリスとアラン」の映画、という点では、面白かった。まったく世界の違う男女が、愛情を通じて、お互いの人生を変えていくという描写が、印象的だった。やはりこっちがメイン。「静」のベアトリスは魅力的だから、「動」のBモンキーが引き立つのね。
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