[コメント] 修禅寺物語(1955/日)
炎とともに描かれる合戦シーンの迫力は本物だし、能面の使い方が実に印象的。二代目の苦悩と姉妹の対比を軸に人生の意味を問う岡本綺堂の原作の魅力も充分伝わる。
が、映画としては失敗作だと思う。
セット内ドラマシーンが全般的に陳腐で、モノクロだから誤魔化し得たであろうアラ(美粧・衣装・装置)が、色彩フィルムによりそのまま浮き彫りにされてしまったという感じ。
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