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[コメント] チルソクの夏(2003/日)

一見して韓国の少年と日本の少女の密やかな、幾年にも渡る淡い恋物語と、いかにも美味しい題材であるというのに、あざとい演出と70年代風俗への過度の密着が、自分をシラけさせてしまう。韓国の少年にばかり日本語を話させるのもズルいな。21世紀にしてこの程度の限界付近で佐々部清がうろついていることに失望させられる。
水那岐

水谷妃里ほかの女生徒たちの輝かしい表情だけなら3点がつけられるが、彼女らとて冴えない演出から逃れられるものではない。「なごり雪」を歌いながら肩を抱き合って泣く。こんな不自然な場面にリアリティがあるものか。こんな懐古趣味の映画に出すくらいなら、現代のメル友に韓国の少年を求め、誰はばかることもないハングルの学習ができる、その少女たちの役にそっくりすげ替えてやりたかった。つくづくいい素材が勿体ない映画である。

(評価:★2)

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