[コメント] ストーミー・マンディ(1988/英)
夜の街のクルマ走行シーン、ニューキャッスルのパブ、ジャズとブルース、シングルモルト・・。こうゆうのに弱いんです。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ストーリーはともかく、醸し出している匂いはいかにもノワール。コロリとやられた。
「アメリカ週間」のパレードの喧噪に二人のラブシーンを挟み込む「ゴッドファーザーパート2」のような手法。T・L・ジョーンズとスティングの、橋の上での駆け引きを遠いカメラで横移動するシーン。渋いです。
クセのある悪役ばっかのショーン・ビーンがノーブルな青年で主演。感情を内に秘めたセンシティブな演技が良かった。対するメラニー・グリフィスは、太めが気になるものの、はかなげでミステリアスな役を好演。二人が出会ってから、パブでの会話、ベッドインまでを丹念に描いていて、街の片隅に生きる男女の愛の絆がせつない。
ラストだけちょっと不満。仲間を爆殺されたのに、抜いた剣の収めどころが無い。ハッピーエンドはいらないが、苦く悲しい結末かというと中途半端。
しかし、『リービング・ラスベガス』(これも賛否あるが)以外は不評のマイク・フィギス監督が、80年代にこんなかっこいい映画を撮っていたことはうれしい発見でした。
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