[コメント] 息子のまなざし(2002/ベルギー=仏)
愛想笑いの無い。
少しでも微笑めば、楽になるのか、虚しいだけか。
この作品は『ロゼッタ』の時よりもダルデンヌの手持ちにこだわる姿勢が薄れている気がする。窓から部屋の中をのぞく構図などは作られたものそのもので手持ちの意味が無い気がする。全体的にカチッとしたフレームだったので、これからのダルデンヌ作品がどのようになっていくか楽しみ。
「冒頭がいい作品はいい作品だ」、つまり冒頭がおもしろくなきゃいけない気がするが、この人たちの作品はいつも冒頭から世界に入り込んでいるので、決しておもしろくは無い。でも傑作。不思議な作家です。
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