[コメント] 情婦(1957/米) - 更新順 (1/3) -
原作小説(25年)と戯曲(26)と映画。各々特徴があり、それぞれが素晴らしい。本作は私の中で、腹の出た弁護士というと名優ロートンを思い出す一作になった。看護婦との丁々発止が最初は合っていない感じがした。これは実生活の影響?というのは下世話過ぎるか(笑)。 (KEI) | [投票] | |
タイロン・パワーの役どころが意外、でもとってもいい。ディートリッヒはすごい迫力、普段は半眼、感情が爆発すると強烈、というのが、彼女の決まりなんでしょうか。チャールズ・ロートンもうまい。トローネルの美術も冴え渡る。 [review] (動物園のクマ) | [投票] | |
どんでん返しが巧緻であるだけに止まらない。小道具・大道具への偏執的拘りと演技陣の神懸かりなアンサンブル。ロートンは自家籠中の役を極めつけで演じ映画を文字通り背負うが、それよりもディートリッヒの欧州の退廃を滲ませた奥の深さに参った。 (けにろん) | [投票(1)] | |
チャールズ・ロートン58歳、マレーネ・ディートリヒ56歳。そうは見えない。しかし、この映画には、観客への説得力を失わせる致命的な欠点があると思う。 [review] (ぐるぐる) | [投票] | |
軽快に進むストーリー、謎めいたディートリッヒ、そして何と言っても人好きのするタイロン・パワー。これらが皆、“考え抜かれた伏線”のように思えてくる。 [review] (G31) | [投票] | |
いや面白かった。この映画を教えてもらったシネスペに感謝したい。ディートリヒの絶叫を引きで撮る演出の呼吸が素晴らしい。 (寒山拾得) | [投票] | |
三十年ほど前、あるビデオ屋のサスペンスコーナー、メモを片手のうら若き女性、一生懸命何かお目当てを探しているご様子、そこで小生のいらぬお節介の一言、、、、、 [review] (六甲の猪) | [投票] | |
しばらく口が開いたまま。。。 トリビア:敏腕弁護士ウィルフリッド卿と看護婦さん。実生活ではご夫婦だそうです。(^^ [review] (ALOHA) | [投票] | |
人を悪徳の闇に閉ざすための嘘。人に真実を気づかせるための嘘。隅から隅まで嘘についての話だ。弁護士からして職務に忠実な看護婦の鬱陶しさを嘘ではぐらかすのだから。嘘がいかにエキサイティングで、私たちは嘘が大好きだということを実証する誠の嘘映画。 (ぽんしゅう) | [投票(2)] | |
再見すればするほど新たな発見がある。傑作。 [review] (ナム太郎) | [投票] | |
エンディングを知っていても楽しめます。 (PaperDoll) | [投票] | |
10年ぶりくらいに劇場で再見。一番驚いたのはロートンと看護婦さんのやり取りの隙のなさ。 [review] (ドド) | [投票] | |
現代映画に、この『情婦』の様な輝きはみられない。あのレンズのごとき輝きが。96/100 (たろ) | [投票(2)] | |
ただバリバリのディートリヒを観ようと思って借りたらバリバリの法廷劇だった。 [review] (きわ) | [投票] | |
映画にとって何が大切なのかという事がものすごくよく分かる。 [review] (づん) | [投票(5)] | |
面白い。しかし、陳腐。 魅力的だけど印象的ではない。 映画表現ではなく小説表現。 [review] (いちたすに) | [投票] | |
脚本の巧妙さが素晴らしい。出演者の演技も見事。 (赤い戦車) | [投票] | |
このタイトルは世紀の失敗邦訳だ……と言いたいところだが、私には翻訳者の気持ちが痛いほどよく分かる。作品の内容に沿った上手い邦題をつけようとすると、どうしてもネタバレになってしまうんだもの。むしろ、名訳と言いたい。 (パグのしっぽ) | [投票(1)] | |
文句なし。脱帽。敬礼。 (NAO) | [投票] | |
ようやくDVDをゲットした。高校生の時に鑑賞していたら星5つだが、今では... [review] (代参の男) | [投票] | |
コロコロとフレームに近寄るロートンのゴムまりのような肉厚と昇降装置への異常な執着。流体のように運ばれる証拠調べと証人の足取り。老人たちの陶酔と戯れは法廷の厳密な幾何学に従って光学的な配列に介入しその遠近感を担う。 [review] (disjunctive) | [投票] | |
データリッヒに痺れました。 (さちぷー) | [投票] | |
「情婦」という邦題以外は文句のつけどころが見当たらない。飽きさせないし、間延びもしていない。見事です。 (Zfan) | [投票] | |
毒と知性とヒューマニティ。軽口すら知的であり、皮肉ですら情味がある。法廷シーンには緊迫感が漂いつつも、皆、妙に楽しげなのが面白い。(*未見の方は、ここまで。念の為に指摘しますが、この赤文字はネタバレです→) [review] (煽尼采) | [投票] | |
うわ(レビューは激しくネタバレをしておりますので未見の方は開かぬよう願います→) [review] (林田乃丞) | [投票(1)] | |
エンディングで幕を引き、楽屋裏の様子は再びオープニングのシーンへと繋がるのだろう。主演したチャ−ルズ・ロートンが花束で迎えられるという。閉じた舞台の閉じた演出でロートンを見る最適位置はエルザ・ランチェスターが座っていた二階の傍聴席だ。フレームの中に占める彼の体躯はその重力さながらに映画の自由度を地面に繋ぎとめている。 (shiono) | [投票] | |
これは、「巧い!」としか言いようが無い作品ですね。まだ観てない方は、一切の予備知識を捨てて観てください。そして、絶対に結末は他人にしゃべらないように! (TM(H19.1加入)) | [投票] | |
アガサ・クリスティ原作ビリー・ワイルダー監督で面白くないわけがない!と思って観ました。もう1回最初から観たい! (パスタ) | [投票] | |
こんな映画、観たことがない。「結末を話すな」と言われなくても絶対に言いたくない。僕の部屋に来た人の中でこの映画を初見の人には見せる。で、こっそりとどんな表情で観賞しているかを観賞するのが僕の楽しみになりそうだ。 [review] (IN4MATION) | [投票(1)] | |
確かにラスト10分は凄いが、前半少しだるいのでマイナス1。 法廷シーン(約50分過ぎ)からスタートしても衝撃度は変わらないだろう。 (TOMIMORI) | [投票] | |
どんでん返しものでは一番です。これから何も知らずに観れる方は幸せですね。 (くーるみんと) | [投票(1)] | |
最高に面白いです。金払って観る映画です。そんな映画に出会ったのは久しぶりです。 (3WA.C) | [投票] | |
鑑賞後二週間経ってから、新たなどんでん返しが→ [review] (ミドリ公園) | [投票] | |
ビリー・ワイルダーがやると、「悪い女」を描いても「にくいねぇ!」ってな感じになっちゃうんだよねぇ、好きだよ。 (SUM) | [投票] | |
あら、弁護士(ロートン)と看護婦(ランチェスター)、夫婦だったんだ。道理で、とお茶をにご (tarow) | [投票] | |
おじさんは錠剤遊び。 (d999) | [投票] | |
ハマコーみたい! (na ka) | [投票] | |
伸びのあるストレートと打ち気をはぐらかすチェンジアップ、そして時折片目でのフラッシュサインで翻弄し、最終回、代打の切り札にはとっておきの魔球を披露。若干球質は軽いものの落差30cmで2段階で落ちてくるから凄い。水野シベリアエクスプレスは得点はおろかヒット1本打つことさえできない。 (クワドラAS) | [投票] | |
ストーリーについてはクリスティが偉いんですが、なぜかディートリヒの映画に。 (月魚) | [投票] | |
ある意味では,クリスティの原作を超えている。 [review] (ワトニイ) | [投票(2)] | |
数々のトラップ(罠)を仕掛ける行為自体に酔っている、昨今のサスペンスものとは数段もの格の違いを見せつけられる、プロットと演技。そして散りばめられたユーモアの数々が、観る者をグイグイ作品世界へ引き込む。 (chilidog) | [投票(3)] | |
鮮やかな演出というか、伏線の張り方に見ほれる。また主演の弁護士と看護婦の掛け合いも見ていて楽しい。いかにも古き良き映画という感じで、見終わって心地よい気分になれる。 [review] (シーチキン) | [投票] | |
ワイルダーはトンでもない野郎だ。あまりのレベルの違いに脱帽。 2004年1月1日劇場鑑賞(年越しフィルムマラソン2本目) [review] (ねこすけ) | [投票(2)] | |
すばらしい。文句なしに5点。脚本、演出、キャラクターたちの良さ、すべてに! ただ気になるのは‥‥‥‥。 [review] (stimpy) | [投票] | |
評価の大部分を脚本と演出の妙味に負うこの映画がいかにして古典的名作としての栄誉を勝ちとったか、あるいは、その評価に水を差すかも知れないややもすれば野暮とも取れる唯物的余談。 [review] (crossage) | [投票(6)] | |
本作に限っては、「読んでから観る」をお勧めしたいですね。原作を読んだ(あるいは舞台劇を観た)からこそ、分かる楽しみが詰まってます。 [review] (甘崎庵) | [投票(3)] | |
こんなすごい映画ができてしまったら、この後の人はどんなサスペンス作っても無駄。 (つちや) | [投票] | |
最初から最後まで、ゆるぎない画面作りに圧倒される。 法廷劇のもつ閉塞感を、絶妙の間で解放するサイドストーリー。 [review] (トシ) | [投票(1)] | |
今となると『バグダッド・カフェ』の「ドイツ女」が、ドイツらしいのかと思った。2003/7/28 (中世・日根野荘園) | [投票] | |
台詞がすばらしい。法廷劇の見所はなんといっても言葉を発するという基本的な行為にあるが、事の真偽に関わらず、口にしたことが現実として次々に形成されていく様は、弁護士と看護婦との軽妙なやりとりなども加わり、重層的な魅力に満ちている。 (よだか) | [投票(1)] |