エンターテイメントを実感できること必至。『悪魔のいけにえ』よりもかなりぶっ飛んでる…。だけど十分に評価できる出来。それはやはりオリジナルの核となる要素を忠実に引き継いでいるからだと思う。それも微妙にデフォルメしながらね（笑

例えばガス・バン・サントの問題リメイク作(?)『サイコ』なんか、あれは忠実すぎて面白味の欠片も無い（と言いつつも、★３ですが笑）。対してこの作品はリメイクでありながらオマージュのような要素が実に高く、また、新たなオリジナルとしても十分に発揮されているのではないかと思う。特にレザーフェイス一家の暴走に対してエリンが（小さな）逆襲を始めちゃうところなんか最高に面白い（笑えた）。包丁片手にロッカーからレザーフェイスに飛び掛り片腕を切断！ラスト直前の脱出シーンでは保安官親父を撥ねる撥ねる撥ねる！鑑賞してる側は、まさに「ヒャッホー♪」です。

というわけで、完全オリジナル主義の方々がどのような感想を抱くのかとても気になってしまう作品でもあった。個人的には、もう一押し、あの家族の正体を「謎」で沢山にしてほしかったところ。家族間の会話も、もっと毒々しく！卑劣に！イヤらしく！…そんな期待をしていたのですが（苦笑

ここまできたら、次は『エド・ゲイン』を観なければなぁという感じ。