[コメント] 花とアリス(2004/日)
いやね、デートで何を好き好んで『太陽の王子ホルスの大冒険』をみにいく郭智博は高校時代の私の生き写しなわけだ。 高校時代『柳川掘割物語』を片道2時間かけてキネカ大森までみにいった高畑勲オタの私にみれば。いや、私はデートじゃないんだけどね。
高畑話はおいといて。 そっか、これはビューティフルドリーマーだな、とか思ってたらほんとに文化祭が始まった。 彼女たちがいるのは夢ではなく現実だ。なんで、いつかばれるわけで。 そのときの彼の誠実さに打たれた。
現実を夢にしてしまうというプロットはよくあるけど、夢を現実にするというプロットは新鮮だった。
ロリコン趣味がない私にとっては、彼女たちはむしろ自分の娘に近い存在。 自分の父親の幻想から開放されていく蒼井優の成長もみていてほほえましい。 鈴木杏も含めて、みんなが成長していく話は見ていてほほえましいのだった。
まあでも、なんだかんだいって高畑勲を語れる彼女がいるのはうらやましいかな。
で、しかし、岩井監督。これはフィルムでとって欲しかったなあと心から思う。
--- すいません、最初『ホルス』に見えたのが自分の妄想だと思ってしまったんですが、やっぱりそうみたいなんでレビュー書き直します。 シネスケの自分の書いた『ホルス』や『柳川掘割物語』のレビュー見返してみてもちょっと笑えます。このレビュー書いたの2年前くらいなのにね。 岩井俊二、いけすけない奴だなーと思ってたら私の同類だったのか。なんか親近感を覚えてしまいます。
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