ＣＧも一部含まれているが、殆どの映像が実写と聞いて納得。 中でも一万本のスイセンに目を瞠る。

ユアン・マクレガーの爽やかな魅力は貴重で、『ムーラン・ルージュ』といい『普通じゃない』といい、彼の魅力がその映画の魅力のそのものとなっているものも多い。 幅の広い役者さんだと感心する。

アルバート・フィニー（これも名演）の若い頃＝頭の中で理想化された本人として飄々としていて暖かみがあって颯爽としていて、と見ていて気持ちいい。

ダニー・デビートも彼の持ち味が十分引き出されており、老練の域。

ティム・バートン監督の実体験に基づいているらしい親子関係が、暖かくそして冷徹な目で尚かつ優しく描かれており、感動した。

今まで見た彼のベスト・実写ムービー。