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[コメント] ぼくは怖くない(2003/伊=スペイン=英)

子供が家から食べ物を持ち出そうとする、自分のためじゃない食べ物を買う、そんなシーンを含んだヨーロッパ映画は
ユリノキマリ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







どうしてこうも悲しいのか。

ミツバチのささやき』しかり、『オテサーネク』しかり。

ミケーレが初めて見たときのフィリッポの姿は、自分と同年代の少年ではなく、明らかに罪なきフリークスだったと思います。

自分も1978年に10歳だったので、その設定だけにつられて見た映画でした。自分自身の10歳の時代には体験し得なかった光景やエピソードばかりなのに(当たり前だ)、おまけに性別も違うのに、不思議なほどに入り込んで見てしまいました。

気が遠くなるような一面の麦畑と、にょきっと伸びた赤いポピーの花に、「うわぁ」と率直にわくわくの声を上げそうな冒頭部と、声を失うラストシーンが、ずっと心に残ることでしょう。

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (4 人)IN4MATION[*] 直人[*] ミュージカラー★梨音令嬢[*] 水那岐[*]

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