[コメント] 下妻物語(2004/日)
孤高の天使たちが見せた、最高の笑顔。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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群れることを拒み自分の足でしっかり立っている人間。彼らは群れないことを選択したがゆえに、孤独に耐えなくてはならない。だから彼らは強いのであり、また強くなくてはならない。だけどそんな彼らだって、好き好んで孤独を選択したわけではない。心の奥底では、真に通じ合える「同志」を強烈に求めている。もし現実にそんな「同志」と出会えることができたら・・・彼らにとってそれ以上の幸福はないだろう。
ラストシーン、バイクに跨るイチゴと桃子の笑顔は、心からの幸せに輝いていた。
オープニングから炸裂する小ネタの数々には本当に笑わせてもらった。確かにこれを20年後に観て同じように笑えるかどうかは疑問だ。ましてやジャスコやバッタモンのニュアンスを解しない外国人に、我々が感じる面白さが同じように伝わるとは思えない。が、我々だって例えばファレリー兄弟やベン・スティラーの映画をニュアンスまで解って笑っているかといったらそんなことはない訳で、これはこれでいいんだと思う。
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