天才肌の主人公が困難を乗り越えて最後に栄光を掴む、という定番モノだけど、それにしても大雑把。いつの間にか、彼女作ったり、トラブル起こしたり、また仲良くなったり、いつの間にかみんなから信頼されてたり。だいたい、指導者の監督も、リーダーにちょっと説教した程度であんまり優秀じゃないし。

マーチングバンド自体はそこそこ面白いんだけど、何しろ人数が多いから主要人物の影が薄くなる。しかも、バトルとはいえ、素人が見てもどっちが上手いのか見るべきポイントが不明で、家庭の小さな画面で延々と見ているとだんだん飽きてきちゃう。もうちょっと、チーム全体で勝ち進む話にすれば面白かったかな。

ただ、主人公のドラム加減がきちんと上手いのと、天才にはあのスティックさばきがスローで見えちゃうってのには関心した。