[コメント] アパッチ砦(1948/米)
砦の牧歌的で家族的な雰囲気が微笑ましい。シャーリー・テンプルが快活で可愛らしく、彼女の魅力で映画が引っ張られていく。後半、消えてしまうのが残念。
で、その牧歌性をぶち壊すのがヘンリー・フォンダの頑迷さなのだが、それが徹底しているのが凄い。その頑迷さを対立と融和で解きほぐしていくのが作劇の定石だが、そうはならない甲斐性の無さがジョン・フォードらしい厳然たるユニークさ。ラスト、ジョン・ウェインが記者の取材を受ける場面など、どのような思いで観てよいのか戸惑ってしまった。
騎馬や戦闘のシーンの疾走感と迫力には驚く。どうやって撮ったのだろう。
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