[コメント] デイ・アフター・トゥモロー(2004/米)
最高傑作!(エメ公の)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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期待していなかったせいもあるが、意外や普通に面白い映画だった。
とってつけたような教訓が気に入らないという向きもあろうが、この教訓の「とってつけた感」は娯楽災害映画には絶対に必要である。そもそも我々がわざわざ金を払ってこの映画を観る動機が、どれほど立派なものだというのか。我々の本音は、いっちょ映画館で人の不幸でも観てスカッとすっか! に尽きる。高層ビルが大火事になったり、巨大客船がひっくりかえったり、大地震だったりエアポートだったりタイタニックだったり日本が沈没したり東京湾が炎上したり新幹線が大爆破したり、いやあ映画って本当にいいもんですよ! あなたの心には何が残りましたか? 残りませんでしたか。そうですか。
しかしこの願望はただ満たされるだけでは不足で、なにかもっともらしい教訓をつけてくれないと後味が悪い。それだけの話である。教訓は映画の後味をよくしつつ、一方でその「とってつけた感」でやんわりと観客を告発する。これこそ僅かな良心を備えた娯楽災害映画の正しい姿であり、正直言ってエメ公にそれができるとオレは思っていなかったのでびっくりしたのですね。
惜しいのは「ボンクラが図書館で秀才美少女とサバイバル」という設定が魅力的すぎて、それ以外のシーンがどうでもよくなってしまったこと。オトンの探索行とかどうでもいいもんなあ。救助なんかいらんから、あのままあの娘と漂流教室したかったよ。
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