[コメント] デイ・アフター・トゥモロー(2004/米)
アメリカ合衆国サマサマ
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アメリカ映画なのだから自国をメインにした作りになるのは仕方がないのだが。
この大惨事は地球規模で起こっているものである。しかし、冒頭の怪しげな東京や英国の観測基地以外、描かれているのはほとんどアメリカでのパニックだけ。ヨーロッパは?カナダは?ロシアは?そして中国は?まるで「アメリカ以外はどうでもいい」と言わんばかりに他国の様子は描かれない。
そのアメリカ国内でも、TVのニュースは「ロスではこんな竜巻が・・・」「ヒューストンでは今・・・」「NYは・・・」。
勿論、大災害が起こると人口の集中している都市部の被害は莫大なものだろう。しかし、科学者でなくても政治家でなくても、地方の田舎町にだって人はいるのだ。大勢いるのだ。大災害を何とか乗り越えて救助を待っている人々がいるのはNYだけではない。
ラスト、メキシコにアメリカ人が避難出来た時の新大統領の発言。
「アメリカ国民は途上国に救われました。」
普段アメリカという国が他国(途上国)をいかに見下しているかが垣間見れる名(迷?)台詞だと思った。
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