余談だが、日本では実話を元にした犯罪映画は被害者感情などの問題もあってなかなか難しいもののようだ。性犯罪を題材とした『コンクリート』という映画は公開中止になった。

『シルミド』にもレイプされた婦人の描写があるが、これは平気なんだろうか。

『殺人の追憶』や『従軍慰安婦』も然り。

その辺りの線引きが僕にはよくわからない。

お隣の国の事件なら平気で自国の恥は隠す。そういう国なのか、日本は。

映画が公開されても、観る・観ないの選択権は僕らにあるはずなのに、公開すら出来ない映画があるなんて、おかしな話じゃないか。

『シルミド』が製作・公開されるに至った経緯に障害があったのかどうかは知らない。

でも、無事に公開され、1200万人が劇場に足を運んだ国、韓国に日本は到底適わない。

そう思った。