水深４０ｍに取り残された二人。生き残れるのは一人だけ。

まさにその情況で助かったわけだが、二度目はない。感動した反面、今後に期待を抱かさせてしまう甘い結末だったように思う。

「二人が助かる方法を探します」甘い考えだと思う。

そもそも、それ自体の問いを訓練生に投げかけてはいけない事だと思った。教官自身の悔いを生徒達に押しつけているのだと思った。

訓練生はそのことばっかり考えてしまうよ。「答え」をはっきりと言ってくれないなら聞いて欲しくないよ。

ラストの査問会もがっくりきた。学生からの発言一つで何事もなく収まるなんてチャチな組織に思えたよ。上層部だって出来事が十分わかってやった査問会じゃなかったのかい？　次からも同じ事態に陥ったら同じように助けに行くって事だよね。で、ホントに助からなかったら？　訓練て言えば規則なんてどうでもなるって風に感じた。いらない場面だった。

で、教官の質問にオレなりの答え。

「その時にならなければわかりません。」

なに答えても正解はない質問だと思うけど。