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[コメント] 死の棘(1990/日)
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★4面白い!自宅の部屋の中、二人が同じ方向を見て正座して喋っているのを、一人ずつ撮って繋ぐ。やゝあって、相手(横)を見て会話するので、配置が分かる。二人とは、岸部一徳松坂慶子の夫婦。この冒頭の演出はラストにも呼応する。 [review] (ゑぎ)[投票]
★4理性的にみせかけながら感情を吐き出すことで関係性を挑発する妻。感情の断片をつなぎ合わせて理性的な関係性を繕おうとする夫。言葉の意味を見失った文士夫婦の「つながり」の壮絶と滑稽が松坂慶子の“重さ”と岸部一徳の“無さ”の間に充満している。 (ぽんしゅう)[投票(2)]
★3狂っていても「子供には玩具。あなたの為にはウィスキー」を買って来る奥さん。よく出来た奥さんだと言うと「あなたなら、銘柄が違うと文句言うでしょう」とウチの奥さん。夫婦の日頃の隠れた感情が赤裸々に現れる。仲の良い夫婦は見ない方がよい。 (KEI)[投票(1)]
★2決定的なキャスティングミス。能面な岸部は従容と生きる裏側に秘めた強靱から遠く、松坂は心が崩壊していくには健康すぎる。原作に無い「こうなる以前」を描くべきだった。現在の心理合戦のみで映画を成立させるほどの力量が伴われていない。 (けにろん)[投票(1)]
★3小栗康平って、つげ作品とも相性よさそうだね。 (TOMIMORI)[投票]
★4島尾敏雄の原作も読んだが、一緒に暮らしているのに、なぜミホが壊れてしまったのか 理解に苦しむトシオに、イライラした。なんて、男って鈍感なんでしょう。文学には向き合うが、目の前にいる人とは向き合わないってことかしら? 大切に想う心を無神経な気持ちでズタズタにされ続ければ、人は悲しみのあまり壊れるよ。 (Linus)[投票]
★4夫婦関係の破綻が、深い色合いの映像と抑制の効いた大真面目な演出で綴られていくが、だんだんとブラックコメディーの様相を感じさせる妙味の映画。 (檸檬)[投票(1)]
★2日本の『こわれゆく女』。緊張感はなく、ただただ重苦しい。 (グラント・リー・バッファロー)[投票(1)]
★1松坂慶子岸部一徳の二人は確かにすごい迫力だが、見てるこっちまで精神を病んでしまいそう。 (直人)[投票]
★4決しておもしろいとかは思えないんだけど、松坂慶子が頭に焼き付いて離れなかったりして・・。 (あちこ)[投票]
★3所詮夫婦は他人とは言え、ここまでお互いに苦しめ合わなければならないものか。夢も希望もあったもんじゃない。 (マッツァ)[投票]
★4原作がいいのはわかっているので、忠実に撮るよりも、監督独自の演出をして欲しかった。 松坂慶子ではちと明るすぎたか。 (Alinax)[投票]
★3どんなに激しいドラマがあっても、あくまでも静かな映像、監督の視線がこの映画を支配していると感じました。松坂慶子のかわいさが良く出ています。 [review] (トシ)[投票]
★4お父さんお母さんの姿、子供は一生忘れませんよ。 (レディ・スターダスト)[投票(1)]
★4怖さの中に愛おしさを感じた。羨ましく思える部分もあった。 (コマネチ)[投票]
★4松坂慶子の豹変振りには恐怖を通り越して笑ってしまう。 (地球発)[投票]
★5棘そのもの。 [review] (chokobo)[投票(1)]
★3棒読みセリフって結構リアルなんだと感じた。 (モン)[投票(1)]
★3岸部一徳と松坂慶子。いつもダッサ〜な演技に気が萎えるが最後にはどうも許してしまう二人である。この映画はいつもの倍そうであった。 (死ぬまでシネマ)[投票(1)]
★4岸部一徳の無表情が怖い。子供がかわいそうだなー。 (レネエ)[投票]
★4会話の不自然はそのまま夫婦関係の異常性の表れ。演劇的な静かな映像のなかに 狂気と悲哀が顕在している。 (ハミルトン)[投票]
★4島尾敏雄の「病妻もの」の映画化。淡々とした進行だが緊張感が持続する。目を離すことが出来ない。重い映画である。疲れたけど不満はない。 (ぱーこ)[投票]
★1自分を守るために「発狂」するのは、いやらしい。 (R62号)[投票(1)]
★1お互いを死の棘でつつき合う夫婦関係だけは避けたい。私は失踪するかも? (RED DANCER)[投票]
★4気が狂うまでの夫への異常な嫉妬、それは深い情愛なのか。岸部一徳の淡々としたせりふがよかった。 (おっとり)[投票]
★3現実感が希薄。しゃべり方もなんだか浮いてる。 (映太郎)[投票]
★2重いテーマを重く作ったらこうなりましたという作品。よくできてるんだろうけど私にはちょっと……。 (WINTREE)[投票(1)]
★5松坂慶子が女王様から鬼へ、そして最後は菩薩となる映画。 (かふ)[投票(1)]
★3精神が破綻していく妻を見守る浮気性の夫。たんたんとした中に恐怖が描かれる。 (しど)[投票]