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[コメント] 泥の河(1981/日)
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★4現代を主張してやまない橋の欄干や路面に仮構の苦悶がある。出来杉た田村&藤田夫婦の聖性は、昭和後期のモラルと人相の産物なのか、その人固有の善なのか。 [review] (disjunctive)[投票(1)]
★5田村高廣はマストロヤンニ。 [review] (ペペロンチーノ)[投票(1)]
★4目が語る哀愁。父ちゃん母ちゃんの愛があっても拭えない時代の泥。子供たちの未来が幸せであることを願う。 88/100 (たろ)[投票(2)]
★5高度成長期の端緒は人々が未だ哀しみを噛み殺していた時代でもあったという述懐で、少年は幾度もの喪失を乗り越えやがてモーレツ時代の洗礼を受ける。出会いに始まり別れで終わる泥河べりの物語は慈しみに充ちた作り手たちの気合が最高感度で親和した結実だ。 (けにろん)[投票(5)]
★4銀子ちゃんを想って泣く映画で、それでいいんだろう。いろいろ感想はありますが。 [review] (寒山拾得)[投票(7)]
★4大人の事情になんとなく気づいたとき、彼は大人になった。 [review] (jollyjoker)[投票(2)]
★5「貧乏な事」よりも、戦後に生じた「格差がある事」の方が切ない。喜一がサワガニをアルコールに浸した後、生きたままのそれに火をつけるシーン、銀子の楽しそうな入浴シーンが印象に残った。いや、ロリな意味ではなくてw 銀子は本作の中でたった2度しか笑わないものだから・・・。 [review] (IN4MATION)[投票(2)]
★5顔の恐怖。船の恐怖。それとは関係無いが、スイカをくれたオッサンの「少し割れてるのがうまいんだよ・・・」というセリフは、最低最悪でありながらもオヤジ精神全快の素晴らしい下ネタだと思う。 [review] (パグのしっぽ)[投票(5)]
★3当時の空気が巧みに表現されていて、よく出来た作品だと思う。 (赤い戦車)[投票]
★5切なすぎる。 [review] (neo_logic)[投票(3)]
★3蟹を燃やす という行為にあなたは何を感じたか。 [review] (ありたかずひろ)[投票(1)]
★4どうする事もできない「大人の事情」に翻弄される子供たちが悲しく、切ない。 [review] (青山実花)[投票(6)]
★5こういう親(田村高廣)に私はなりたい。 [review] (翡翠)[投票(2)]
★4原作のある作品はどうしてもストーリィーを追うだけの上滑りになってしまうのは否めないが、この作品はよく出来ていた。あの「どぶ河」を視覚化してみせたのは映画の力で、ずっと心に残りそう。 (KEI)[投票]
★4浮かび上がる事のできぬ人と、もがく蟹。全てを吸い取り淀む河。突き刺すような 加賀まりこの妖艶な眼光と 体温を感じる田村高廣の首筋。それらの前に「少年」として立ち尽くす他ない。 (chilidog)[投票(1)]
★3良質な作品だとは思うが、終盤の子供同士の気まずさにとてもやり切れなくなった。 (檸檬)[投票(1)]
★4今の時代劇化した昭和ノスタルジー映画(個人的には好きですが)とは違うリアリティが感じられました (TM(H19.1加入))[投票]
★4生きるという事のどうしようもない哀しさ。 [review] (Aさの)[投票(2)]
★5後半になるに従い、観ていてきついシーンが目白押し。しかし目を離すことが出来ません。 [review] (甘崎庵)[投票(4)]
★4原作を読んだ時はなんとも思わなかったが映画を見るとこんなにいい作品だったのかと見直した。 [review] (TOMIMORI)[投票(1)]
★4見てはいけない、見せてはいけない。まだ見ぬ世界に足を踏み入れたときの、子供たちの新鮮な驚き、大人たちの気まずい思い。交錯する戸惑いを見事に表現した緊張感あふれる空気感が素晴らしい。 (緑雨)[投票(3)]
★3俺の知ってる大阪ではない戦後の大阪の風景。それでも子供の頃にこれと似たような境遇の子がいて「あそこの子供と遊んじゃダメだ」と親の偏見で言われた言葉を思い出す。 [review] (TO−Y)[投票(1)]
★3本質的に西原理恵子の描く世界は、ギャグを抜いたらこんな感じだ。 [review] (てれぐのしす)[投票(2)]
★4昭和55,56年に作ったものだけど、すばらしく昭和30年代の世界になっていた。雰囲気や子ども達が自然で、まったく違和感を感じさせない。現代の人間達にもっと見てほしい映画。 (あちこ)[投票]
★5芯まで濁った川の上澄み液に踏みつぶされている最下層の泥の沈殿物が下流下流へと力で押されて大海原に廃棄されていくさまを子供を通して描かれると、何故にこうも無力さを感じるのであろうか。スクリーンに対して絶対的服従を強いられてしまう恐ろしい闇から突出した映画である。 [review] (ジャイアント白田)[投票(3)]
★4田村高廣藤田弓子加賀まりこ、そして子役達。全ての役者が監督の熱意に応えて充実した仕事振り。 ['03.3.28京都文化博物館] (直人)[投票(1)]
★5大阪の自然の姿。きれいにキレイに撮ってるけど、船で生活している家族なんていうのは、皆から忌み嫌われる人達なんだよね。そこの視点だけは明確にしておかないと間違った解釈をすることになる。いい映画です。 (セント)[投票(1)]
★3♪流されて 流されて どこへ行くやら くりかえす くりかえす いいこともやなことも 淋しいよって泣いてても何ももとにはもう もどらない 欲しいものはいつでも遠い雲の上(「夢の中」ボ・ガンボス)・・・このような感じの映画でした。 (Linus)[投票]
★5モノトーンが時代の光と影をはっきりと照らし分けているようにみえて効果的。加賀まりこにぞくっとさせられる。 (しなもん)[投票(1)]
★4まだ見え隠れする戦争の影を引きずりながら、生きていかなければならなかった昭和31年。大人達の間には、死の匂いが立ち込めている。それを敏感に嗅ぎ取る子供達。・・・宮本輝の世界を、見事なまでに忠実に映像化している・・だけかもしれない。 (ぽんしゅう)[投票(4)]
★5もはや戦後ではない50年代、癒されることのない傷を背負いスカのような生活の中に取り残された人々。ただ在るがままの現実を受け入れるしかない子供たちの悲哀が感涙をもって胸に迫る。闇に吸い込まれるように消えていく船の情景たるや日本映画屈指のラストではなかろうか。 (マッツァ)[投票(4)]
★4子供たちが実に自然。そして脇がしっかり締める。かつての邦画の良いところ、そして現代の邦画の悪いところをこの監督はちゃんとわかっている印象を受けた。大人たちの乾いた風景の向こうに湿度のある子供たちの交流。ラストの子供の声がしばらく耳に焼き付いていた。 (tkcrows)[投票(1)]
★4三丁目の夕日! (りかちゅ)[投票]
★5宮本輝ファンも納得の一篇。 (ナム太郎)[投票(4)]
★5これが初監督とは思えないほどの充実ぶり!そして、あの絶妙なフレーミング。あれはカメラマンのセンスなんだろうか? (あおのり)[投票]
★5映画をみた後、友人たちで例の手品を楽しんだ。 [review] (ゴメズ)[投票]
★5差別の本質的部分を描きながら、話の表面上どこにも現れていないという、見事なトリックのような映画。心の中に省略されたものを見つけられる人と、そうでない人とでは、評価の仕方から違うのでは。 (Carol Anne)[投票(2)]
★4まっすぐで、深く、悲しく、そして生きる尊さがその河の底にはある。1981年の映画だという事に驚き。 (は津美)[投票]
★5雨の匂い、風の匂い、船の匂い、祭りの匂い、女の匂い、河の匂い。 (コマネチ)[投票(3)]
★5泥っぽさを出すためにモノクロにしたわけではありません。精神の頂点。 (chokobo)[投票(1)]
★5田村高廣ってうまいなぁ。あ、もちろん子役もうまいです。それにしても涙無しには見られない感動。信雄の両親の優しさ。人間はああでないと。 (ハミルトン)[投票(1)]
★3湿度は高いのに不快指数は低い。そんな映画。 (もーちゃん)[投票(1)]
★4ひとは大人になってから世界を知るのでは遅すぎる。「少年」の内にこそ,世界に触れるべきなのだ。 (死ぬまでシネマ)[投票(3)]
★4蟹と火。闇。船。ベタベタする風。そして覗き見る大人の世界。 (tredair)[投票(4)]
★4すごく子供の頃を思い出す。世界はすべてこのトーンだったよなあ。 (ぱーこ)[投票(2)]
★4蟹に火がつきじたばたとし、それを見てにやっと笑う少年。それにこの時代の闇の深さをみる。 (水木クロ)[投票(2)]
★4モノクロームの真骨頂ここに在り。故マルセ太郎の「スクリーンのない映画館(映画再現芸)」の十八番(おはこ)でもあった。 (stag-B)[投票(1)]
★4蟹に火をつけて二人の少年が笑うシーンが、心の底にこびりついて離れません。 (雪汁C)[投票]
★4映像が古くて実にいいです。 (kanako)[投票]