まずピーター。金がない。（「叔母さんと同居せぇよ！」と突っ込みたくなるが、独立したいお年頃なんやろね。それに、叔父さんのこともあったし）　正義のヒーローとしての活動自体は間違ってないと思うけど、ピーター個人としては報われない。おまけに編集長はいつもスパイダーマンを悪者扱い。悩み事が多くてクモの糸の出も悪い。

つぎに MJ。女優としては（なぜか）成功したけど、気になるピーターが振り向いてくれない。ヤケクソで結婚承諾。でも、やっぱりピーターが気になる。あと、スパイダーマンも。

最後にハリー。最愛の MJ は自分のもとを去ったが、父親の後継者としては大成功。しかし、その父を殺したスパイダーマンに復讐するまでは満足できない。そのスパイダーマンの情報を隠しているピーターにも、ちょっとイライラ。でも、親友だからとりあえずは我慢。

三者三様、悩みの三角関係。そしてそれぞれが人生の次のステップへ。とにかく展開が早い。さすがにエンターテインメント作品です。悩んでばかりで重い空気が支配的になることはありません。

予算アップ（？）でウェブ・アクションはより派手に。とくに良かったのが電車での対決シーンです。車両の側面で闘う姿は衝撃的でした。スパイダーマンの決めのポーズがいちいちカッコ良い！

ビックリしたのが、2 作目で早くもピーターが正体を明かしたこと。おかげで期待した

　　MJ の結婚 → ヒロイン交代

って流れが御破算に。