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[コメント] ワイルド・レンジ 最後の銃撃(2003/米)
- 投票数順 (1/1) -

★4ロバート・デュバルが素晴らしい。彼の身体に染みついたかのような、熟練したカウボーイの雰囲気と落ち着いた演技によって、いっそうケビン・コスナーのチンピラぶりが際立って、その対比と二人の渋い信頼関係が非常に好ましいものに思えた。 [review] (シーチキン)[投票(3)]
★3ロバート・デュバルの美事な頭部と比較参照させることで、おのれの薄毛の相対増幅を試みる姑息な助平心はまた、美術とガンファイトを精緻にせずにはいられない苛烈な自己認識の産物でもある。 [review] (disjunctive)[投票(2)]
★3雨や泥濘の西部劇を志向するケヴィン・コスナーというのは誠に好ましいと思うし、正直これだけ堂々たる本格西部劇が臆面も無く作られるとは思ってもみなかった訳で、西部劇ファンとしてはとても嬉しいのだが、反面、どこか違和感のある画面が繋がる。 [review] (ゑぎ)[投票(2)]
★4簡潔な台詞の取り交わされる、やはり簡潔なエピソードの、その淡々とした積み重ね。これが思いの外心地よい。最初の銃声のインパクト、幾つかの種類の異なるガラス越しのシーン、決闘の前の二人のとぼけたやりとり、人と弾丸が三次元的に交錯する、良くシュミレートされたラストバウト、と見所も多い。 [review] (町田)[投票(2)]
★4全然目新しくなく、対決も熱くならず、どこが見所なのかが判らない映画だが、なんとなく楽しめた、不思議な映画。 [review] (プロキオン14)[投票(2)]
★4ハゲかけのロマンティシスト兼ナルシシスト兼オプティミストが描く、新「最後の西部劇」。佳作と傑作の間。★3でも★5でもなく、最高に★4が似合う映画。 [review] (Lostie)[投票(1)]
★4仰角構図で切り取られた空がフォードを想起させる前半。あくまでに「決闘」へ向けたシンプルな作劇。限りなき嘗ての西部劇へのオマージュの一方、人の「殺戮本能」を問う視点が『許されざる者』以降を示現する。ならば戦争後遺症的言い訳は不要であった。 (けにろん)[投票(1)]
★4主人公達がカッコ良すぎず、銃も一発必中でなく、興奮してなかなか弾が当たらない所がリアルで良し。ショットガンの腹に響く銃声も迫力。ストーリーは西部劇にありがちなありきたりのものだが、久しぶりの西部劇だからそれもまた良し。 [review] (ノビ)[投票(1)]
★4撮影がとにかく素晴らしい。最上級の出来だ。難を言うなら、ストーリーラインが単純すぎ面白くない所か。例えば、最初の少年のポーカーのエピソードも伏線として使うとかのヒネリが欲しかった。もっとも演出は上手く、銃撃戦、人物描写のリアルさはよく出ていた。 (KEI)[投票]
★3普通に面白い。だけど『ウォーターワールド』や『ポストマン』みたいな「あ〜あやっちゃった」感がないのはちと物足りない。 (黒魔羅)[投票]
★4紅一点のアネット・ベニングが良い。彼女の下で男達の復讐の物語は展開する。男達が体現する暴力に対して、彼女は叡智であり母性そのものであった。 [review] (ハム)[投票]
★3悪くはないが、もっと単純な筋にして対決シーンを際立たせるか、逆に『スティング』ばりにヒネって策謀渦巻くスリラーにするか、どちらかにした方が良かったのでは。[新橋文化劇場] [review] (Yasu)[投票]
★4風景描写は「ダンス・ウィズ・ウルブス」より格段によくなっている。荒野のロバート・デュバルの単独アップにケビン・コスナーを並び立たせるシーンなどしびれる映像が盛りだくさん。内容は伝統的な西部劇。 [review] (スパルタのキツネ)[投票]
★4どっしりと腰を据えた演出で魅せる王道の西部劇。スピアマン(ロバート・デュバル)とチャーリー(ケビン・コスナー)の2人がヒーローとは正反対のところに好感が持てる。 [review] (ゆーこ and One thing)[投票]