[コメント] GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995/日)
細部まではっきり理解できたわけではない。だが、繰り広げられる押井守の世界のカリスマ性に完全に魅了された。
意味が分からないからつまらないという人が結構いる。それも一理あるのだが、自分は例え意味が分からなくてもこの映画は面白かった。『ブレードランナー』などにも当てはまるが、自分の場合は確実に細かな部分まで理解できてるとは断じて言えません。でも、それを色々と考えることができる映画は、内容に深みを感じるので好きだ。この映画はサイボーグ人間を通して、人間の存在意義を問うていると考えると、その深い内容に頭を使わざるを得ない。
それと、ジャパニメーションを代表するもう1本、『AKIRA』を見たときも感じたのだが、内容以上に我々に与えるものが大きいと思う。実写になると粗さが目立つ日本映画だが、アニメーションに関してはレベルが非常に高い。冒頭から作り出された世界観に完全に魅了された。なんて言ったらいいかわからないが、スゴイのだ。ビジュアル的にクールさが光ってる。押井守ワールドが完成されている。このジャパニメーションが日本以上に海外評が高いことも肯ける。古くは『ブレードランナー』から最新の『マトリックス』までの一連の実写SF作品と肩を並べる質の作品なのだから。
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