[コメント] 誰も知らない(2004/日)
全面的自己犠牲を自らに課さぬからと言って、この母親も父親達も全否定は出来ない。かと言って子供達を救済出来ぬシステムにも所詮限界があるのだ。是枝の事実認識は正しいし題材選択の意義も認める。しかし、歪みを是正する糸口をこそ提示すべきだろう。
(けにろん)
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