[コメント] ゴジラ(1984/日)
真っ正面から原点回帰しようという意気込みは感じるのだが、惜しいかな監督の才能がゴジラという素材についてきていない。監督本人もそれを悟ったそうだ。
監督がBS-hiのインタビューで「見返してみて、この映画にはこれまのゴジラ映画にはない新しさを出せていないこと思った。自分の才能がゴジラについていないことを痛感した」と語っていた。そして、監督はこの作品を最後に引退をしたそうだ。
自分に才能がないことを認めたしまった人の語る言葉は痛々しい。 私は映画関係者ではないが、いわゆる”モノ作り”の現場の人間としてちょっとさびしくなった。
しかし、客観的に見てもこの映画は”才能”の部分、平易にいうと+αの部分がない故に突抜けにも欠けるし、もりあがりにも欠ける。
モノ作りの厳しさを感じる今日この頃です。
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