謎の犯罪集団のボス（大平透）「わが国は貧乏なので核兵器を持てないのだ云々」、だから世界の核ボタンを一手に収めてしまおう・・・。今見てもシャレにならない恐ろしい話である。

実行部隊はわざと犯罪を犯して、警察に収監される。そこからのほうが金庫が近いから。そして自分の腕や足を引っこ抜く（義手だった）と、そこから金庫やぶり道具一式が出てくるのだ。

おまけに銀行の警備員を機関銃で皆殺し・・・殺伐としてます。子供向けじゃない・・・ 国家間のむき出しの闘争に翻弄され、ボロキレのように捨てられるジージョと赤い風船、今でもこの構図は変わらないんですが、当時は庶民レベルで体感できたからこんな映画のできたんですね。今ではそういうことは巧妙に隠されている気がします。

ボスが通信機をバナナとかの食べ物に隠し、通信終わると食べてしまうのが面白かった。