演奏する上野樹里の「ノリノリの左脚」で総てが吹っ飛びました。

　スーパーの脇で演奏する際の「両膝曲げ」程度なら、演出もできるだろうし演技もできるでしょう。しかしクライマックスの演奏会、もはや撮影のための演奏ではなく、純に演奏のための演奏に昇華していたかもしれません。そうだとしたら彼女たちは、ただ上手に演奏することを第一に考えていたに違いありません。そういう場で、あそこまでオーバーな「リズム取り」は演出も演技も不可能なのでは？と思ってしまいました。これぞ演出を超えた無意識の演技。

　私の中で上野樹里は、「左脚一本で映画の評価を変えた女優」として残りそうです。

（補記）もっと可愛らしいネーミングにしたかったのですが。上野樹里さん、ごめんなさい。