[コメント] デュラス 愛の最終章(2001/仏)
マルグリット・デュラスに特別思い出がある人なら楽しめる映画かもしれない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『ラマン/愛人』などの作家マルグリット・デュラスが恋人のヤン・アンドレアと過ごした晩年の生き様を描いた映画。
ヤン・アンドレアの自伝の映画化なわけだが、自伝の映画化にしては珍しく、エピソードにデュラス側の視点で描かれている部分が多く、他人の観点から主人公の様子を描くのではなく、ヤンの観点からの推測によるデュラスの視点を話の中心として描いているところは面白い。
しかし、描かれるエピソードが基本的に二人が喧嘩しヤンが出てっては戻るというパターンを繰り返し描いているので、後半でデュラスの執筆活動をメインにした展開に持ってきても感動が薄いのが残念なところ。
ただ、作家としての部分よりも私生活部分をメインに描いた話と割り切れば、細部にまでリアルに描いているので、マルグリット・デュラスに特別思い出のある人なら楽しめる映画かもしれない。
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