[コメント] マイ・ボディガード(2004/米=メキシコ)
この絶望と諦念には震え上がる。そこから湧き出す怒りは、まるで静かに激しく燃える青い炎のようだ。(04.12.31@新宿ジョイシネマ2?)
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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普通誰か止めるだろう。誰か。ジャーナリストの姉ちゃんもインターポール(でしたっけ)のおっさんもむしろ止めるどころか充実サポートである。ビビってたじろいだ。
また、誘拐犯にも子供がいるのだが、凡百の映画であればそれが感情的なフックになったりするものだ。「あなたにも子供がいるなら親の気持ちがわかるでしょう?」というやつだ。鬼の目にも涙。しかしそんな私情は一切ビジネスに差し挟むことはない。もう金のためならなんでもやるのだ奴らは。だったら目には目を歯には歯をということだ。この絶望。この諦念。ハリウッド映画とは思えないハードネスに震え上がる。
他の方々が指摘されているクリーシーの過去の省略や映像のエフェクトについても、この映画については効果的であったと思う。
まあとにかく、C4爆弾が既に装着済みだったり、10歳の少女に軍隊並みの訓練を施したりするこの映画の過剰さに痺れましたねわたしは。
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