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[コメント] ステップフォード・ワイフ(2004/米)

出演者全員がフランク・オズにケツから手を入れられて、思う様「操られている状態」が楽しめます。でもそれって、
ボイス母

俳優の能力以上のものが引き出せない環境なんじゃ?と思いつつ鑑賞。

フランク・オズの作品はいつもそうだ。 制御されたオモシロイ、ファニーな、作り込まれた世界。そこで俳優達は人形のように演技している。 「この監督にとっては俳優ってのはキャラクター人形の範疇なんだろうなあ」としみじみ感じる。

俳優と監督と、映画の作り手達がぶつかり合う事で生まれる火花というか、マジカルな化学反応のようなものが一切ない清潔な世界。 と、いうのをいつも感じてしまう>オズ作品

でもそれが、「ダメ」って言うワケじゃなくて、面白いんですよ。ホントに。 ただ、それがいつも「あー、面白かった。チャンチャン♪」で終わっちゃって、心に引っ掛からないのよね。 勿論、フランク・オズの魂は籠もっているという気がするのだが、その魂の抑制の見事さ(ストイックさ?)に、コッチの魂が揺さぶられないってのは、ちょっとした悲劇でもあるような気がする。

フランク・オズには「もっと壊れて制御不能になるパッション」を希望<ムリ

(評価:★3)

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