ジャン刑事の突然死に意味はあるのか？それまで必死になって、時には悪酔いしながら犯人確保の為に頑張っていた中年デカ。それが突然の発作(?)によってこの世を去ることに…。そして、それがその後のストーリーに全く関係の無いことに気付いたのは鑑賞後。かなり空しくなる。中途半端に登場人物へのエピソードを加えようとするからこうなるのだ。主人公にも、何か不自然な人物造形がされており、やっぱり結果的には不自然のままで留まっている。明らかに不必要だ。

犯人が登場するのはラスト１０分。そこに驚きは全く無い。それは、犯人があまりにも面白くないからだ。

「ただのキチ○イじゃねーか」

もしかすると、犯人よりも大切な何かがこの映画には込められていたのだろうか。残念ながらそれは自分にはわからないが、少なくともこの犯人は単なるクソ親父。サイコとは程遠かったりする。

てことで、またまたやってくれました。

アルバトロス。