いくらなんでも戦争があんなことで終結しないでしょう。ああいう戦争の終わらせ方は、むしろ戦犯ものとも思う。風呂敷広げるだけ広げてどう終わらせていいのかわからなくなっちゃったのでは？この命題があるために、ほんとは描きたかっただろう夢のように美しい世界で愛し合うすばらしさというものが、とても軽く見えてしまった。

それと、ハウルの城のつぎはぎだらけな風情とかカブ頭やカルシファの最初のキャラ設定は好きだったけれど、物語が進むにつれて矛盾噴出。童話って、納得できる不思議さは楽しいが、こういうのはちっとも楽しくない。