[コメント] きらきらひかる(1992/日)
カットが変わると人物の関係性や感情、時間・場所なども変化していく。当たり前のことではあるが、それをあくまで自然に見せつつも、ちょっとしたフック(驚き)のある画面として繋げていくところが私には心地よい。例えばラストシーンがちょっと普通でない。薬師丸ひろ子、豊川悦司、筒井道隆らを同一画面に一切映さず、顔と視線の方向のみで三者の位置関係を処理している。
また、ここでの横断歩道は深夜に見かけるシマウマと合わせ白黒模様として呼応するが何の視覚的暗示だろうか。トヨエツ扮する医師の白衣、薬師丸が序盤で着ていた黒服も合わせて「関係の融和」とも取れるが、証拠不足でいささか雑すぎるか。
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