[コメント] 僕の彼女を紹介します(2004/韓国=香港)
もう、『猟奇的な彼女』以後、クァク・チェヨン映画というのを確立してしまった感はある。といっても、それはオリジナリティあふれた、という意味ではなく、今見せられるとツボにはまる路線ということであって、10年後は飽きてしまっているかもとも思う。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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『猟奇的な彼女』とは違うから出演したというチョン・ジヒョン。言われればその違いはよくわかる、わかるけれども、観客に受けいれられているのはその同じ部分なんだろうと。運命の使い方は『ラブストーリー』に通じるものもある。まぁ、『ゴースト ニューヨークの幻』からもう10年以上経ったのだ、そろそろこの手をやってもいいだろう(いや、この間にこの手がなかったわけでは全然ないのだけれども、忘れたころにそろそろこのネタを、という発想はやはりあったのではないのかと思う)。
はっきり言って、チョン・ジヒョンの演じた主人公の性格は、『猟奇的な彼女』のそれと違って、無謀すぎるもいいところ、とてもついていけない。はなから破綻しまくっている。最初のつかみは『猟奇的な彼女』にも『ラブストーリー』にも及ばなかった。それでも、一個一個のシーンのセンスの良さは十分。気づいたら乗せられてしまった。とはいっても、監督のセンスも間違いないのだが、結局はチョン・ジヒョンが絵になるというところに負っているところはあまりに大きい。後半の無敵のスターチョン・ジヒョンの絵といったら、一度は撮りたくなるよね。
あとは・・・。
・キム・チャンワンなごみ系。
・やっぱり気になる、キム刑事が告白したかったこと。
・最後のチャ・テヒョンは卑怯と言うしか。
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