[コメント] 永遠の片想い(2002/韓国)
パパは素敵だけど足りないものがある。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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今まで「もしかして」と思わせておいたスインの気持ちが明確になるこのシーンは見事で切なかった。
気持ちの矢印が時の経過とともに逆方向へ向いた。(ギョンヒ→)ジファン→スインが、(スイン→)ジファン→ギョンヒへと。ジファンの気持ちの変化前は、ギョンヒの気持ちがうまく隠され、変化後は、スインの気持ちが隠される。
人の気持ちが変わるのは仕方のないこと。でも、ギョンヒは最初からずっと変わらないままだったんだ。自分の気持ちを託した手紙をギョンヒ経由でスインに届けようとするジファンは、男らしくない。女心がわかってない。おまけに、ギョンヒがそれを見るだろうと想定した内容でしょう。自分の好きな女の子が、他人宛の手紙を見るだろうと思うなんて嫌な感覚だ。ちょっと頭に来た。
韓国では写真に特別な思いがあるんだろうか。『八月のクリスマス』『ラスト・プレゼント』、それにこの映画。写真と手紙は、「そこに存在しない」せつなさを表現するには必要な道具なんだなと改めて思った。
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