[コメント] THE JUON 呪怨(2004/日=米=独)
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「判りやすい」と感じたのは、もちろん「本家」を見た後だし、ストーリーの概略も同じだからのせいでもあるんだけど、無駄な登場人物を減らしたおかげかも。だから、「本家」がとにかくストーリーも時間軸もバラバラで、どうにも手に負えなかったのが、「主人公」「米国人家族」「刑事」「妹」「教授」「彼氏」「カヤコとトシオ」がうまく整理されて、「判りやすい」と感じたのかもしれない。
外国人in東京の構図が、すごく日本人の私には「違和感」というより、くすぐったいような「滑稽さ」を感じた。その「東京」が、『ロスト・イン・トランスレーション』や『キル・ビル』のような、華やかな「TOKYO」ではなく、本当の日常の中の「東京」だったからか。本来なら妹が住んでいたようなマンションだってよさそうなものを、あんなバリバリ日本家屋に住もうと思う米国人家族と主人公たち。それを不思議に思うのは私が日本人だからか。
ところで、リメイクするにあたって、舞台の家とカヤコとトシオをそのまま残したのは、すごい挑戦(というか無謀)だったはず。『ザ・リング』のように、普通なら全部アメリカに持っていくところなのに。この「呪怨」という概念を表すのは、やはり日本でないとということか。
石橋凌、かっこよかったね。英語もすごく聞き取りやすかったし。渡辺健を超えて、日本人俳優代表になる日は近い?
・・・ところで、その石橋凌の部下の「五十嵐さん」やそのほかの警官や消防士たちは「呪われ」なかったんだろうか、心配だ。あるいは「2」のための伏線か。
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