[コメント] ジョージ・ルーカスのTHX−1138(1971/米)
徹底的にうすら寒い、非人間的な未来社会。極めつけは…
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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やはりラストシーンだろう。
管理社会に独り歯向かう反逆者。彼を捕えるため執拗に追跡してきた当局は、なんと「予算」の都合を考慮して、追跡を中止する。
既に生命の死に絶えた地上へと「脱出」する彼。犯罪者の逮捕よりも予算を優先させるような窮屈な地下管理世界へと戻っていく追跡者…そこには、ひとかけらの「温かみ」すら感じられない。
現実の警察の事件捜査にもそれぞれ予算が決められていると聞く。殺人事件ともなれば、現在のところ予算の制限はないらしいが…いつかそれもなくなるのかもしれない。
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