俳句対戦に移る前の描写もいささか細やかさが足りないと思うが、舞台を松山に移してからの描写不足はどうにも歯がゆいばかり。俳句をモチーフにするならその作品が生まれるショットが必要だろう！情景描写さえ無いため、対戦シーンに出てくる作品に重みも感情移入もなんにも無い。ライバル（？）校の古池高校の選手の描き方も通り一遍、というかほとんど描いてない。チームのメンバーそれぞれを、さり気なくもっと感情移入出来るように描くことも出来たろうに。もう少し丁寧なカットの積み重ねが作品の質を上げたであろうと惜しまれる。

キャンディーズの歌のシーンは余計。