[コメント] サマリア(2004/韓国)
気持ちの持って行き場に困る。私は、何にも考えずに、少女を抱くほうの立場の大人かもしれない。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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少女を抱いた後の、至福に満ちた男の顔。それは「いやらしさ」とは別の、「浄化された」ような表情。とても印象に残った。
家族の前で少女の父になじられ、後悔と自責の念で苦悩する男の顔。とても印象に残った。彼は被害者なのか、加害者なのか?そんなことを考える暇も与えない幕切れ。
そして父は男をなじる。車に石を投げつける。ついには石で殴り殺す。そこで初めて少女は手帳を捨てる。彼女を縛る「罪」を捨てる。手帳を拾う父の顔の気持ちは読めない。
最後の「墓参り」は、ストーリーがどう転んでもおかしくないが、いちばんホッとできる結末だったかもしれない。
…しかし、黄色いペンキをどこから調達したんだろう、ハケも。
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