[コメント] ライフ・アクアティック(2004/米)
「つくりもの」の力
物語りのための細部じゃないし、細部のための物語りでもない。天然なのかシニカルなのか・・・「つくりもの」でいえば、主人公は海洋ドキュメンタリー作家だが、ドキュメンタリーを超えた作為や演出(つまりつくりもの)をするし、息子を名乗る男も限り無く偽物っぽい(つまりつくりもの)、画面では急にそれとわかるCG(つくりもの)があらわれるし、音楽ではデヴィット・ボウイ自体がつくりものといえるだろうし・・・つくりものを集めてキッチュな寓話ではつまらないが、なにがしかのリアリティに触れているとおもう
2005 7.5 恵比須ガーデンシネマ
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