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[コメント] 隣のリッチマン(2004/米)

さぁ皆さんも一緒に「ベイ・プー・ライズ♪」 ジャック・ブラックの天然の能天気は確かに嫉妬を呼ぶ。ベン・スティラーのキャラが少々弱い。
スパルタのキツネ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







親友を妬むのもいいが、いざ仲間に入れてもらったからって、さぁ俺もと言わんばかりにジャックの道楽に合わせ打ってどうするよー ベン・スティラーさん。 そこは一応サラリーマン同期入社の出世頭って設定なんだからさぁ〜、慎重に事の裏を取らないといかんでしょ。

成り上がりのジャックの奥さんは「何でもいいから立候補したい!」とか言って急に目覚めて「ケバ」ってるわ、ベン・スティラーの妻のレイチェル・ワイズは欲に目が眩んでも「小市民」してるわで、あほ過ぎますわ。この2女性のスケールの違いは結構つぼ。 いいぞ! レイチャル!

で、案の定、「糞は何処へ!」とか訴える抗議団体のデモ(そんなデモやるか?普通)にまでなっちゃっているし、それに対抗して集った決起集会の場で例の馬の死骸が流れてきて、土壌汚染が発覚して << 没落↓ >> という落ち。(まだ続きがあったけど、まぁ、いいでしょ)

化学反応で糞を消していた、という落ちは結構ビックリだった。 (まんまじゃないか!) でも、それなら、冷静に考えると(考えるなよ!)、ジャックとベンの2人は欧州の行商で大成功してたけど、知っての通りあちらの環境基準は世界一厳しいので「ベイ・プー・ライズ♪」はその時点でおじゃんだったはずだわさ。

こうやって書いていると「どうでもいい」突っ込み所が多すぎるので省略(笑)。そのどうでも良さがストーリー上の問題だけならまだいいんだが、演出上の単調さまでも引き起こしてしまっているから残念。 特に2人が共同経営となってからは面白みが半減してしまっている。

私的には、2人がビジネスパートナーとなった後も、能天気な親友ジャックにベンは取り越し苦労の心配をして、それを見た愛妻レイチャルは現状維持的ながら小市民な欲をぶつけ、ジャックの妻は相変わらず政治に逝っちゃってる。そのうち、ベン・スティラーのバランスが崩れて暴走してしまい、

ドっかーん!! (←関係者一同、消えていた糞にまみれるなんて、ベン・スティラーらしくて最高(最低)な落ちですよね)

のほうが単純でよかったかな。

あと、微妙なのはクリストファー・ウォーケンの存在だけど、正直何がしたいのか良くわからなかった。。。 謎のキーマンという割には、金に目が眩んでるし。 結局、途中からジャック・ブラックのキャラにベン・スティラーもクリストファー・ウォーケンもかぶってちゃってるんだよな〜。

ところで、プー(大便)って言うんですね。ピー(小便)は知ってましたが(笑)

(評価:★3)

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