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[コメント] ジャッジ・ドレッド(1995/米)

極彩色の『ロボ・コップ』スーツに身を包んだシルベスター・スタローンの勇姿!よくこれに出る気になったものだ。
甘崎庵

 主人公は強いが、それだけに戦闘マシーンであり、陰謀の類には全く耐性がない。牢獄生活で真実を知り、更なる力を手に入れる。と言うパターン。映画ではよくあるし、手慣れた作りでもある。

 だけど、正直これを見て思った。

 スタローン、お前、堕ちるところまで行ったよな。

 何でスタローンにSFをやらせようと思うのか、この人にはSFは絶対似合わない。しかも個性が光ればまだ許せるが、全然個性的じゃない。結局ただの正義の味方じゃん。ストーリーにひねりもないし、オチも平凡。せめて底辺社会をもう少し掘り下げれば…それでも評価は変わらないか(笑)

 結局この作品はスタローンのネーム・ヴァリューだけで売り出そうとしたのであり、それに乗ってしまったスタローンも馬鹿だ。他のもっと似合う奴にやらせて、浮いた金をストーリーの掘り下げに使えば、もう少しまともな作品に仕上がっただろうに。

(評価:★2)

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