[コメント] 青春カーニバル(1964/米)
主人公にとても好感が持てないため、ラストの展開もあまりいい気分になれない。ただバーバラ・スタンウィックはさすがに貫禄のある演技で素晴らしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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移動カーニバルの座長の娘に恋をした男の恋愛映画。
この映画の主人公は自信過剰で節操がなく、被害妄想が激しい上にお節介焼きというとんでもない性格。バイクを壊されたのをいいことに、移動カーニバル団の娘を親の目の前で堂々と口説いたり、ヒロインが自ら選んだ仕事なのに、好きでやってないと勝手に思い込み、ちょっかいを出す始末。あげくに盗みを働いても罪悪感すらないふてぶてしい態度ぶりととても魅力のある人物とは思えない。
これだけ好感の持てない人物を主人公にするもんだから、最後で移動カーニバルの財政を立て直し、ヒロインと結ばれても、ちっともハッピーエンドに感じられなくなってしまう。
ただカーニバル団の座長マギー役のバーバラ・スタンウィックはさすがに貫禄のある演技で素晴らしい。
チャーリー役のエルビス・プレスリーの歌は素晴らしいと思うが、歌でキャラの嫌味がだいぶごまかされてしまっている気がする。
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