手を変え品を変え行われる怪獣との対決は、飽きさせないようにとの工夫があるも、やっぱりだんだんマンネリ感が否めないわけで。それだけで突き進むプロットはちょっと難あり。

ただ、しんのすけの「オラ、ひまの素敵なお兄様だから！ひまが女子大生になる素敵な未来を怪獣なんかに壊させないから！ 強い人は弱い人を助けてあげるもんだから！」という台詞は『オトナ帝国』の「オラ、大人になりたいから！」という台詞の焼き直しのようにも感じるけど、結構心うたれた。しゃべらないぶりぶりざえもんの登場も、なんだか切ない。

とはいえ、やっぱり映画というよりテレビSPの域は超えていないのが残念。あと、クレしんにあからさまな萌え要素はいらん。もえPみたいな、ネタとしてならともかく。

あ、あと、この映画を観たあと無性にカップヌードルが食べたくなったのはここだけの秘密。