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[コメント] 姉妹(1955/日)
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★5古い日本映画をみる楽しさのひとつは、まだ「現代」に染まっていない頃の日本を見るおもしろさにある。明るい働きもので、生まじめな理想家だった人々。家族のように仲のいい共同体。まだ生きている季節の行事。この時代の方が良かったなどとはいわないが―― [review] ()[投票(2)]
★4性格や考え方が大きく異なる姉妹のそれでも尚深い絆を感じさせる描写も良いが、映画は特に妹の一本気な正義感に寄り添っており、彼女の目線を通じて様々な理不尽への憤りを伝えている。小事件を積み重ねていく作劇に社会性をうまく盛り込んでいて見事だ。 (太陽と戦慄)[投票(2)]
★4野添ひとみの清廉さと中原ひとみの無垢さが理屈や主義を濾過するフィルターとなって、悲惨さを声高に叫んだり嘆いたりすることなく、社会の矛盾が嫌味なく浮かび上がる良心的な社会派映画。両親や叔母叔父の理想的暖かさも、ぎりぎりで臭さを回避する。 (ぽんしゅう)[投票(1)]
★5「良質」という言葉がぴったりの作品だ。劇中主人公の父が「人格者」と呼ばれるシーンがあるが、確かに昔は「人格者」が巷にいた。今は「人格者」も住みにくい世の中になった。 (KEI)[投票(1)]
★4現実を淡々と描いたその描写や良し。野添ひとみってあまり美人だとは思っていなかったが、この作品ではずいぶん別嬪さんに見えた。[Video] (Yasu)[投票(1)]