[コメント] 亀は意外と速く泳ぐ(2005/日)
思いつきだけの脚本をくだらなく撮れる監督は山ほどいるが、ここまでひとつの映画を意味もなく、刹那的に仕上げて、それが感動さえも呼んでしまう作品は三木聡監督の腕によるものをおいて他にないだろう。『イン・ザ・プール』を凌ぐ痛快無内容ドラマである。
個人的に好きだったのは「手羽先ナチス」と「オーザック」ネタ。最後の訳の判らない上野樹里の成長は感涙にむせびそうな気持ちだった(ほんとに泣いたらバカだ)。また、蒼井優がヘンな女を演じられる力を持つと気づかされたのは、一種収穫であった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (11 人) | [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。