[コメント] 嵐を呼ぶドラゴン(1974/香港)
後半になるにつれへんてこな描写が出てくるけれども、張徹にしては漢くさーい感じはしないのだけれども、殺陣は超一流。張徹作品というより武術指導の劉家良作品という感じ。
なによりチェン・カンタイの徒手がかっこいい。蹴りも。彼とフー・シェンの戦いは二人ともキビキビとしていい。洪煕官はこれ以降ほとんど囚われの身(オリということは猛獣扱いなのだな)なのだけれども、彼には『刺馬』のティ・ロンほどカリスマがないのが痛いところ。たった一言交わしただけで方世玉が心を入れ替えちゃうほどかっこいいとまでは思えない。 この辺がちょっと盛り上げ不足。
この後はモグラ大作戦とかどっからともなく連れてこられた坊さん軍団とか、なんか妙な展開が続くのだけれども(まあ、モグラ大作戦に乗れなかったのは「明日は洪煕官の処刑だ」→「処刑場に乗り込んで大乱闘!」という展開を先回りして勝手にワクワクしてしまったせいかもしれない)、殺陣が超一流なので許す。最後の戦いで挿入される赤い画面ははじめ、急に観にくくなったぞどうしたんだと思ったけれども、当時19才の伝説の男が愛くるしいので許す。
タイトルバックが大変に格好良いのだけれども誰の曲かわからない。ご存じの方、是非とも教えてください、ませ。
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