[コメント] 七人の弔(2004/日)
ここまで終始、引き込まれる作品も久し振り。所々散りばめられたユーモアは笑った後にゾッとするし、ダンカンは一貫して静かな演技。「どこまで本気なのか?」と思わせる時点で、この作品は成功していると言っても良い。何故なら、売られる側(子供)と売る側(親)の、どちらの目線にもさせられているのだから。['06.3.8DVD]
「児童虐待」という深刻な問題を、茶化す事も美化する事も無く、あくまで冷徹に見つめた脚本と演出。
もはやダンカンは、北野武に次ぐ作家なのだと認識せざるを得ない事を知らしめる傑作。
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