事件の哀しみを彼女ら２人が背負っているようにはとても思えない。キャッチとしての若い女優の起用は営業として必要かもしれないが、客を入り口まで招いてももあちら側には連れて行ってくれなかった。重要なのは「伝えよう、感じてもらおう」という意志。映画とはそこから始まるのに。