[コメント] 理想の女〈ひと〉(2004/英=スペイン=伊=ルクセンブルク=米)
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無垢でお嬢な外見とは裏腹な、いけない身体つきで(でもってブロンドだし!)エロオーラプンプンの スカーレット・ヨハンソン と、それとは対照的な色気を持つ妖艶熟女 ヘレン・ハント の演技は、ガチンコっぽく両者とても魅力的で女全開溜息モノでした。撮影中、「私の方がイイ女よ!」 と水面下で張り合ったりしてそーと、ちょいと目に浮かびました。そう考えると、若さとゆー武器も兼揃えてる スカーレット・ヨハンソン と張りえる ヘレン・ハント は相当イイ女ですね!熟女優では シャーロット・ランプリング がマイNo,1 だったんですが、あ〜・・迷うなー。
ベッドに腰掛けプレゼントを開けながら、うっれしそーーーに足をぶらんぶらんするメグ(スカーレット・ヨハンソン)。ちょーーーキュートでした!あんなんして今さまになる女優って、スカーレット・ヨハンソン か ジェシカ・アルバ でしょー。本作がとても好きなので、贔屓目にしか見れないからかもしれませんが、『バーバー』 , 『真珠の耳の首飾り』 , 『ロスト・イン・トランスレーション』 , 『アイランド』 と観てきて、確実に良い女優になってるなと思いました。当初は演技というより、あの大きな目・唇と身体をふんだんに使った身体技だと感じてましたが(唇半開きにして腰くねくねってしてアンニュイ〜や、上目遣いでニコッみたいな)。
最っ後の最後まで母の顔(表情)を見せなかったアーリンに多少腑に落ちませんが、ヘレン・ハント の演技に、アーリンの人生の機微が窺えました。
会話のひとつひとつ、聞いていて飽きない。衣装,小物,美しいイタリアの地、見ていて飽きない。だけの恋愛映画と思いきや、恋愛ミステリー(って言うのかなあ??)でひねりがあったのも良かったです。また、血縁関係絡んでくると色々考えたり、映画に深みが出ますし。 ちなみに、私も噂と偏見に見事騙されました。
みんなハッピーエンド♪は、安易〜出来過ぎ〜ないない、と思う事も多々ありますが、本作では愛とか信じたいメグ(スカーレット・ヨハンソン) に強く感情移入したのもあり、それを守ろうとした母親アーリン(ヘレン・ハント) にも心打たれ、ハッピーエンドでほんっと良かったと思いました。 あの秘密が守られ通ったとしても通らなかったとしても、悪い風には転がらないだろうなと言う兆しが見受けられたのも良かったし、「あーーー良い映画観たーーー」 と、じーんとし、しばらく席を立てませんでした。
05.11.17@シネスイッチ
≪余談≫
本作上映前に 『ニューシネマパラダイス』 のデジタル・リマスター版?の予告が流れました。何度も何度も聞いた事があるし、素敵!って思っていたけれど、どの映画のサントラだったか思い出せなかったのですが、これだったか!とようやく分かりました。そして、本作 『理想の女』 にも合うだろうなーーーととっても思いました。本作 『理想の女』 の予告の後半で流れていた音楽も映画にあっていて、とても素敵だったのですが、本作中やエンドクレジット中でも流れず(多分)それがとっても残念です。 予告を観ていてあの音楽を聞いた瞬間に、「あ、観よう!観たい!」 と思ったきっかけだったので。(しかも2,3回かな、予告観る度)
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